新型コロナウィルス関連
新型コロナウイルス禍と叙勲・褒章の行事について
令和2年2月より端を発した新型コロナウィルス禍ですが、令和3年10月になって、第5派が落ち着いて参りました。
しかし、令和2年2月末より自粛傾向にあった行事はすぐには従来通りとはならず、一部の省庁で伝達式を行うのみになるだろうと、慣例に基づいた予測がされています。
拝謁が中止になったため、せめてもの救済措置として予定されていた皇居の見学会についても、令和2年秋と令和3年春のご受章者様は中止となってしまいました。令和3年秋のご受章者様が見学会に参加できるのは、感染がある程度抑え込められた状況を前提として、令和4年の2~3月頃になると予測されます。
皆様が、このような状況下で、難しいご判断をされることがあろうかと思いますが、そのご決定を揺るぎないものにするために、ぜひ弊社の知識と経験をお役立てください。
令和5年春の閣議決定や新聞発表は、従来と変わりません
新型コロナウィルス禍により、閣議決定や新聞発表が遅くなったことはありませんでした。
つまり、春では危険業務従事者叙勲は4月上旬、褒章は4/28、叙勲は4/29日が新聞発表となり、秋では春では危険業務従事者叙勲は10月上旬、褒章は11/2、叙勲は11/3日が新聞発表となります。
つまり、新聞発表後にこれまでと同じようにお電話・祝電・お花・お祝い品が届くことでしょう。
新聞発表でのご祝意の対応は、平時と同じです
新聞発表後のお電話・メール・祝電・ご祝い品に備え、記録するリストを用意しておきましょう。
下の項目をクリックすると、エクセル形式、PDF形式のデータをダウンロードすることができますので、お使いください。
「拝謁でいただける筈だった御下賜品は、
自分で購入することができますか?」というご質問。
本来、拝謁に行くと帰りのバスの中で天皇陛下からお土産に
『皇室』という冊子と、『残月』というどら焼きを半分に
折ったようなお菓子が三個入った折り箱を貰います。
全く同じものを販売するわけにはいきませんので、個人的に
おたのしみいただけるよう、販売用をご用意しました。
拝謁に行けなかった分、ご自宅や職場等で、御下賜のおすそ
分をされてみてはいかがでしょうか?
ご購入は『オンライン販売』または販売店にご注文下さい。
AN-1022 下賜残月 5個入 紅白化粧箱
拝謁が中止になったことを受けて、
記念写真だけでも撮ろうという方は、
大宮または銀座で、ワンストップの
サービスをしております。
せっかくの晴れの姿を在りし日の思い出として残せるように、記念写真の撮影をお勧めいたします。
弊社は新型コロナウイルス禍の中にあって、1カ所で貸衣装・着付・ヘアー・メイク・着付ができるサービスをとしま衣裳と共にご提供しております。通常、ホテルで15万以上掛かる一式が10万で済ませられるリーズナブルな価格となっております。(自前のご衣裳、着付が不要なお洋服等であれば、さらにお安くご利用いただけます。)
詳しくはとしま衣裳にお問い合わせください。
048-641-4738(担当:大塚)
新聞発表時へのご祝意へのお礼状やご厚情返しはいつ?
例年の叙勲・褒章であれば、新聞発表以降にご自宅、会社、協会等にやってきたご祝意に対しては、拝謁の後にお礼状のお返しをするのが一般的です。また、お花やお金といったお祝いに返礼として記念品を送る『返礼の発送』は、祝賀会や会合をされる方はずっと先になりますが、通常であれば春はお盆まで、秋は年末までと考えられています。
今回のようにいつ収束するかわからない新型コロナウイルスの感染で自粛ムードが蔓延している中では、平時と考え方が異なります。
■お礼状の出すタイミングなど、ない。
業者都合の「発表されたら、2週間以内に出す」「伝達式が行われる予定だった11月中に出す」「予め準備しておいえ、拝受したらすぐに出す」等の情報は、素直に聞く必要はありません。
一般的に考えれば、緊急事態宣言等の非常事態が収束するまでは自粛するものと考えるでしょうが、新型コロナウイルスの感染に配慮した文面にして、とりあえず挨拶状だけは先に出しておく、という対応をしてまいりました。弊社のお礼状は、新型コロナウィルス感染拡大がはじまった頃から、新型コロナ禍に対応した文例を唯一掲載していた専門店ですので、お気軽にご相談ください。
ご自分で文章をつくられるのも、ご自身の味が出て、とても良いと思います。思いつかないでも、オリジナル文で作成したい場合は、ポイントを箇条書きにしてご指示を下さい。こちらで文章を起こさせていただきます。
また、伝達式・拝謁が行われるかどうかわからないのであれば、どのような状況でも使用できる汎用的な文案のものを用意しておけば、新聞発表後のいつ出しても問題ありません。この場合、『単カード ご挨拶状』をお使いになると良いでしょう。
■お返しは、十人十色
だが、それでいい。それがいい。
お祝い返しについては、やはり終息の機運が出た頃までお待ちした方が無難でしょう。しかし、そういう時期に関係なく、早くお祝いやこれまでのご厚意にお礼をしたい、ということであれば、挨拶状同様、配慮あるお礼状を同封すれば良いのではないでしょうか。
お返しは急ぐものではありません。延びた期間を「考える余裕が出来た」と捉え、ゆっくり対処していけば、お気持ちのご負担も少ないでしょう。
同業他社で、「年内で無ければ失礼に当たる」等の一方的な価値観でご受章者様の行動をコントロールすることを、弊社はとても不快な気持ちで見ております。現代の社会において、価値観が多様化する中、お祝いやお返しの考え方も各々で考えられており、そういったものの曖昧な集結が慣習となり、後になってそれが当たり前のように言われているわけです。
ですから、皆様のお返し方法は、皆様のものです。弊社はそれを弁え、判断の材料となるアドバイスにとどめさせていただいております。